熟年離婚には夫が納得できる理由がない

結婚して25年以上、30年以上の夫婦による熟年離婚は、ひたすら増加傾向にあります。

熟年離婚の件数は、ここ10年で2倍近い増加率となっています。

そして熟年離婚を切り出すのは、ほとんど妻からです。

そして夫は離婚を拒否しますので、多くの離婚が調停に持ち込まれます。

そして妻は、性格の不一致を理由に離婚を主張します。

ところが、どんなところの性格が不一致なのか、具体的な事実の指摘がないことが多いのです。

こうなると夫側、自分に対する何が不満なのかわからないので、ますます離婚に応じられなくなります。

こうして熟年離婚は、決着までに長引く傾向にあります。

まず男性には「理屈で納得したい」という性格の特徴があります。

そのため「なんとなく」とか「雰囲気」というような曖昧な理由を、嫌がる傾向にあります。

これに対して女性は「自分が感じること」や「感性」を大切にするという性格の特徴があります。

そのため、自分が直感的に「嫌」と思ったら理屈はどうあれ、とにかく「嫌」なのです。

このような理由から、熟年離婚はすんなり決着せずに長引く傾向にあります。

妻が本当に熟年離婚を望む理由

それでは妻は、なぜ熟年離婚をしたがるのでしょうか?

実は、長年にわたって夫にバカにされ続けてきた復讐なのです。

これまで何十年、夫にバカにされながら妻という立場で生きてきたが、夫にはもう収入がないので、人生の最後で一矢を報いたい、ということです。

ということは、本当はずっと前から、夫が嫌いだったのです。

妻という立場、夫に生活を依存してきた今のこのポジションが嫌いになったから、離婚したいのです。

しかし離婚を夫にわかってもらうために「妻という立場をやめたい」という理由は通用しないでしょう。

そして妻自身も「妻という立場をやめたい」ということを、理屈ではなく直感で感じ取って決めているため、自分でもうまく表現できないのです。

そのため離婚理由を聞かれると、夫に対する細かな不満を列挙します。

しかし第3者がその不満を聞いていると、その程度の不満で離婚になるんだろうか?と思えてきます。

よって周囲から見ると「夫婦はわからないものだね。」ということになってしまいます。

妻が「妻という立場をやめたい」と思うきっかけは、夫の収入がなくなったときです。

熟年離婚を切り出す妻は、かなり以前から「夫に食べさせてもらう」という立場に疑問を持って生きてきました。

しかし子供を育てなければならないという責任感があるため、子育てをしているうちは妻の立場をやり通します。

ところが子育てが終わってしまい、夫にも稼ぎがなくなると、妻という立場をやりきらなければならない理由がなくなります。

そのため、離婚したいという気持ちがわき上がってきます。

妻に熟年離婚を切り出される夫の特徴

妻に熟年離婚を切り出される夫には、次のような特徴があります。

「長年にわたって妻をバカにしてきた」

夫は、妻に家計の管理を任せてお小遣いをもらい、ご飯をつくってもらって洗濯と掃除をしてもらいます。

そして夫は、自分が働くことで家族を食べさせている、妻は俺が稼がなければ生きていけないんだ、と思っていたのです。

人間は、他人からバカにされるほど、つらいことはないのです。

そして夫の稼ぎがなくなり、離婚すれば資産も年金もすべて半分にできる状態になったら、自分をバカにする夫と、一緒にいる理由は何もありません。

妻は、子育てのために子供の世話をするのはよいのですが、自分をバカにする夫の世話がしたくて結婚したのではありません。

夫が妻から熟年離婚を切り出された本当の理由は、

「長年にわたって妻をバカにしてきたため、人生の最後で妻からの反撃をくらった。」

ということなのです。

熟年離婚で夫側からの相談で多いのが、

「自分の母親の介護を妻にやってもらうつもりであったのに、離婚を切り出されて困っている。」

というものです。

このような心構えでは、熟年離婚を切り出されても仕方がないのです。

妻は、夫の母親の介護が嫌で、熟年離婚を切り出したわけではありません。

長年にわたって自分をバカにしてきた上に、最後の最後で介護まで押しつける気!? と妻は思っています。

熟年夫婦が食事、洗濯、掃除を完全に平等にやったほうがよい、といっているのではありません。

ただ熟年夫婦ならば、身の回りのことは各自できちんと行い、それぞれが自分の生活を楽しみながら過ごしていけばよいのです。

日々の暮らしの中で、夫婦別々にそれぞれが楽しむこともあるし、夫婦一緒に楽しむことがあってもよいのです。

そして、これまで夫婦として一緒に生きてこきたことにお互いが感謝し、尊重しあっていれば、熟年離婚になるはずがありません。

熟年離婚の危機にある方は、今すぐに「妻に感謝している」という気持ちを表明しましょう。

スポンサードリンク

このページの先頭へ