子供への教育方針への不一致による離婚

夫婦で子供への教育方針が異なることは、よくあります。

そして教育方針の違いが離婚にまで発展してしまう場合の多くは、教育やしつけと称して、体罰に近いことまで行われてしまうケースです。

この場合、男性だから体罰をするとか、女性だから体罰をしないということはありません。

夫でも妻でも、どちらでもやってしまう可能性があります。

そして子供へ過剰な教育をしてしまう心理として、夫の場合は自分の劣等感を晴らすために行います。

妻の場合は、ふがいない夫に対する当てつけという心理から、子供へ過剰な教育をする傾向にあります。

夫が子供に過剰な教育をする心理

夫が子供に過剰な教育をする心理の背景には

「自分は優秀なのに人に認めてもらえない」
「自分が優秀なのに人に認めてもらえないのは、自分の努力不足ではなく社会の仕組みが悪い」
「だから子供には社会の仕組みで不利な目に遭わないように、しっかりと教育したい」

というものがあります。

自分は優秀なんだからもっと出世して世間から評価されていいはずなのに、学歴や家庭環境のハンデから自分は正当に評価されていない、と思っています。

そして夫のこのような感情のことを「劣等感」といいます。

このような感情のある夫は、世間からは評価されていないことが多いので、毎日の仕事がおもしろくありません。

そのため家庭では、家族にやたらと自分を賞賛させようとします。

わかりやすく言えば「お父さんスゴイ」と家族に言ってもらいたいわけです。

そして自分が一生懸命に子供を教育することで、子供が一流大学に合格できたのなら、夫は家族から「お父さんスゴイ」と褒めてもらえると思っています。

子供が一流大学に合格したら子供の努力を褒めて、あとは自己満足で終わり、というわけにはいかないのです。

夫が子供に過剰な教育をする理由は、夫自身が家族から認めてもらい褒めてもらいたいからなのです。

しかし教育の甲斐あって子供が一流大学に合格したとしても、夫を褒める人間は誰もいません。

褒められるのは、すべて努力して受験した子供本人です。

子供が一番褒められるのは当たり前の話と誰もが思うのですが、劣等感に包まれた人間にはこのことがわからないのです。

そのため夫の劣等感は晴れることがありませんから、夫の子供への過剰な教育と干渉は永遠に続きます。

また夫が子供に過剰な教育をするケースのほとんどで、教育の成果はまったくあがりません。

もともと才能のない子供に過剰な教育をしても、才能がなければ成果はあがらないからです。

スポーツや芸術は才能が重要であると理解しているのに、勉強だけは才能関係なく努力のみでなんとかなると勘違いをしています。

夫が子供に過剰な教育をするケースのほとんどで、子供には勉強の才能がありません。

そのため、夫は子供の努力不足と勘違いをして、子供への過剰な教育がエスカレートします。

最後は夫婦関係に溝が入って、母親が子供を守るために、母親が子供を連れて離婚となります。

劣等感に包まれた夫に対して、夫のご機嫌をとり夫を褒めまくっても、夫は絶対に劣等感から解放されません。

劣等感を強く持つ人は、他人から認められたいと強く思っています。

しかし劣等感というのは本人の希望通りに、どんなにたくさん認めてあげてどんなにたくさん褒めてあげても、絶対に晴れることはないのです。

劣等感というのは、褒めて褒めて褒めまくっても、絶対に消えることはないのです。
(劣等感が消える方法は、当サイト内の「劣等感とは何か」からごらんください。)

よって夫の子供に対する過剰な教育をやめさせるには、褒める以外の方法で夫を劣等感から解放しなければならないのです。

妻が子供に過剰な教育をする心理

妻が子供に過剰な教育をする心理には、先に記述した夫と同じように「自分の劣等感を晴らす」というものがあります。

しかし妻の場合にもっとも多い理由は「夫へのあてつけ」というものがあります。

子供に過剰な教育をする心理の背景には

「自分はもっと優秀な人と結婚するべき人間なのに、間違ってこんなダメな人と結婚してしまった。」
「だから子供には、夫のようにダメな人間になってほしくない。」
「子供を立派に育てて、夫と子供から褒められたい。」

というものがあります。

このような妻の感情も、本質的には夫とまったく同じ「劣等感」です。

ただし、夫は自分がうまくいかないのは「社会システムのせいだ」と思っています。

これに対して妻は、自分がうまくいかないのは「ダメな夫と結婚してしまったせいだ」と思っています。

そのため妻は、教育がうまくいって成果が出たら夫に対して「どうだ」と胸を張って自慢したいのです。

しかしこのようなケースも、たとえ教育がうまくいっても誰も妻を褒めることはしませんので、妻はおもしろくない感情が続きます。

またほとんどのケースで、子供に才能がないことにより教育の成果はでません。

夫の場合と異なり、妻が過剰な教育をしても離婚にまで発展することは少ないのが現状です。

ただし、離婚によって子供が親の教育から解放されることはありませんから、子供の精神がおかしくなり引きこもり、ニート、家庭内暴力へつながっていきます。

子供に過剰な教育をするときの夫婦感情

夫婦の一方が子供に過剰な教育をするとき、過剰な教育をする側の人間は結婚相手を

「バカにしている」

という感情があります。

つまり結婚相手が子供に過剰な教育をされて困っているとしたら、あなたは結婚相手から「バカにされている」のです。

夫婦がお互いに尊重しあっていれば子供への教育方針というのは、お互いの意見を確かめ合いますから、きちんと歩調がそろいます。

だから、夫婦の一方が相手の意見を聞かずに教育で暴走するというのは「こいつの意見を聞いていたら子供がこいつみたいにダメになる」と心の底で思っています。

もちろん人生において人をバカにしてはいけないのですが、実は人からバカにされてもいけないのです。

なぜなら人からバカにされながら、幸せになることはできないからです。

そのため、人からバカにされないためには、普段どんな立ち居振る舞いや行動をしたらよいかを、よく考えなければいけないのです。

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