モラルハラスメントとは何か

夫婦におけるモラルハラスメントとは、結婚相手に精神的な暴力を加えることです。

たとえば、呼びかけに対して無視をしたり、不機嫌な態度をとることで相手の精神を攻撃します。

すごく優しく接していたかと思えば、突然不機嫌になったり無視をしたり、また急に優しくなったりを繰り返します。

そしてモラルハラスメントの加害者は、自分の態度で相手を精神的に虐待していることを知りながら、わざと行います。

このような態度に振り回される被害者は、精神的に疲れ果ててしまい、日常生活も普通に送れなくなります。

このモラルハラスメントの難しいところは、外部の人間が被害を認識しづらいという点です。

このモラルハラスメントをわかりやすく言えば「先生に見つからないように行われる、とても陰湿なイジメ」です。

モラルハラスメントの加害者は、外部の人間に対しては礼儀よく接するため、そのようなことをする人間にはまず見られません。

自分が陰湿なイジメを行っていることを絶対に知られたくないため、周囲からは評判のよい人と見られます。

そのため被害者が周囲に精神的虐待を相談しても、なかなか理解してもらえません。

それどころか、被害者のほうが自分に落ち度があると考えるようになり、ますます加害者のご機嫌を取ろうとします。

こうなると、イジメは加害者の理想的な状態となり、モラルハラスメントはいっそうエスカレートするのです。

モラルハラスメントによる離婚問題は、それほど件数は多くありません。

しかしモラルハラスメントの被害者は、DVよりも苦しんでいる可能性が高いのです。

そのためモラルハラスメントについては、被害者救済のためにDVのように啓蒙活動を行って社会的認知を高めていく必要があります。

モラルハラスメントをする心理

モラルハラスメントの加害者は性格異常者のように位置づけられますが、モラルハラスメント加害者の動機は「劣等感」です。

小中学校生が学校内で、先生にバレないように陰湿なイジメをするのと、同じ動機です。

一般的な大人が劣等感を晴らす方法としては「他人の欠点を指摘する」「論理的に相手をやっつける」「自分の長所をアピールする」「言葉が乱暴になる」「パワーハラスメント」というものがあります。

そして精神が大人になってくると、陰湿なイジメをして劣等感を晴らそうとは思わないので、そのような点が普通の大人とは異なります。

モラルハラスメントの加害者は、劣等感を強く持っています。

劣等感とは「自分は他人より劣っている」「他人にもっと認められたい」という感情のことです。

そしてモラルハラスメントをすることで、どうして劣等感が晴れるかといえば、モラルハラスメントはDVと異なり高等テクニックだからです。

まずモラルハラスメントをするには、精神的な虐待は暴力よりも大きなダメージを与えるということを、よく知っています。

無視をしたり優しくしたり不機嫌になったりを繰り返すことが、人間にとても大きなダメージ与えることを知らない人は大勢います。

そのため「世の中の人が知らないテクニックを使って、他人を痛めつけることができる自分はすごい人間だ。」と考えます。

そして相手はモラルハラスメントをされていることすら知らず、自分のご機嫌を取ろうとしてきます。

こうなると「人の心をもてあそぶことのできる自分はさらにすごい」と思うようになり、優越感が生まれて劣等感が晴れるのです。

ただし劣等感が晴れるのは、モラルハラスメントをしているときだけです。

そのため外で仕事をして劣等感を感じている間、その人はとても不快な気持ちで過ごしています。

そして家に帰ってモラルハラスメントをすることにより、うさ晴らしををすることを繰り返します。

これが、モラルハラスメントをする人の心理なのです。

モラルハラスメントをされてしまう心理

モラルハラスメントをされてしまう人というのは、他人の顔色を気にしたり、人のご機嫌をとる傾向があります。

他人の顔色を気にしたり人のご機嫌をとっていると「こいつは自分が不機嫌な態度をとれば振り回せそうだ。」と思われるのです。

こうして、モラルハラスメントが誘発されていきます。

もし結婚相手が不機嫌な態度をとったり無視をしたりしても「虫の居所が悪いだけだね」と思われてほったらかしにされたのなら、モラルハラスメントは成立しません。

どんなに不機嫌になっても自分のことはまったくほったらかしにされて、楽しそうに仕事をしたり勝手に遊びに行かれたりしたら、相手を痛めつけることができません。

モラルハラスメントの加害者は、無視をしたり不機嫌をしたりすることで相手を振り回したいのです。

だから、無視をしたり不機嫌な態度をとることで、振り回せそうな相手を選んで実行します。

モラルハラスメントの加害者は、無視をしたり不機嫌な態度をとること自体を、バカにされることをもっとも嫌がります。

自分としては高度なことをやっているつもりでいるので、そのこと自体を「バカじゃないの」と否定されると、激しく怒ります。

モラルハラスメントの加害者と被害者は夫婦であることが多いですから、加害者の行動を否定して解決できるほど、簡単な問題ではありません。

どちらにしても、モラルハラスメントの被害者になりやすい人というのは、他人の顔色を気にしたり、人のご機嫌をとる傾向がある人です。

悪質なケースとしては、結婚前は無視をしたり不機嫌な態度をいっさい見せずに、結婚したとたんにモラルハラスメントが始まるというものです。

モラルハラスメントの被害者の方は、現状では周囲に理解や助けを求めても、わかってもらえることは少ないということを理解してください。

そして離婚がこじれてる場合、モラルハラスメントの被害を主張してもなかなか進展しないので、性格の不一致を理由に離婚をすすめていく方が早く解決します。

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