離婚調停とは何か

離婚とは、夫婦が話し合って別れることを決めることです。

そして離婚は必ず夫婦そろって、 離婚することに合意している必要があります。

しかし夫婦の一方が離婚したがっているが、 もう一方が離婚に応じないとか、 離婚の合意はできているが慰謝料でもめる、 ということはあります。

このような場合は家庭裁判所に、 離婚調停の申し立てをして離婚の話し合いをすることになります。

離婚は夫婦が話し合って合意すれば、成立します。

このような離婚のことを「協議離婚(きょうぎりこん)」といいます。

しかし、協議離婚が成り立たないこともあります。

そのような場合には、家庭裁判所に話し合いの場を移すことになります。

裁判所というと裁判をイメージしてしまいますが、 いきなり離婚の裁判を起こすことはできないのです。

裁判の前提として、まずは話し合いを基本とした「調停」を行います。

離婚調停は裁判ではないので、 離婚調停の場でお互いに話し合いをして、離婚を成立させます。

もし離婚調停の場で合意に至らなかった場合は、 話し合いではなく裁判で決着することになります。

ただし相手方が行方不明であることが分かっている場合には、 最初から離婚裁判を起こすことができます。

離婚調停は離婚すべきか迷っている場合でも、 申し立てることができます。

離婚調停はあくまで話し合いの場ですから、 離婚調停を申し立てたからといって離婚しなければならないわけではなく、 話し合いの結果、夫婦関係が改善されれば、 それはそれで離婚調停をした甲斐があったというものです。

離婚調停は必ずしも、 責任のない方から申し立てなければならないわけではありません。

極端に言えば、不倫をしている夫が妻に、 離婚を求めて離婚調停を起こすこともできます。

これだけ聞くと理不尽な感じもしますが、 話し合いを進める中で、 問題の根本がもっと別な所に見つかることもありますので、 まずは話し合いを開始することを目的に、 このような対応がとられています。

離婚調停は、お互いに離婚の意思が決まっていても利用できます。

離婚時の親権、養育費、慰謝料など取り決めについて、 話し合うために離婚調停を利用するのです。

離婚調停の場では、 裁判官や調停委員にこれまで経緯を話さなければなりません。

しかし彼らには守秘義務がありますので、 情報が外部に漏れることはありませんし、 離婚調停自体も非公開で行われますので、 他人に見聞きされることもありません。

離婚調停は夫婦が交互に調停室に案内され、 顔を合わせることのないように配慮もされます。

1回の離婚調停は60分~90分程度で、 月に1回のペースで開催され、 3~6カ月で離婚調停成立・不成立の見通しが立ちます。

弁護士に離婚調停への対応をお願いすることもできますが、 離婚調停は基本的には必ず本人が出席しなければならないと、 定められています。

スポンサードリンク

このページの先頭へ