性格があわないことによる離婚の心理

離婚原因でもっとも多いのが「性格の不一致」です。

しかし一言で性格の不一致といっても、内容は多岐にわたります。

たとえば不貞行為の決定的証拠はないが、なんとなく浮気をしているらしいという場合も、分類上は「性格の不一致」になります。

また、夢を追いかけるので夫という立場、妻という立場をやめたいというような場合も、相手のことが嫌いではないのですが、分類上は「性格の不一致」になります。

熟年離婚も、分類上は「性格の不一致」になります。

そこで、これまで述べてきた浮気、DV、熟年離婚などの「心理学から見た離婚原因」にあてはまらない「性格があわない」とはどういうことかを解説します。

まず人は異性を好きになるときに、ドーパミンという快楽物質を脳内で分泌します。

このドーパミンが分泌されている間は、とにかく盲目的に相手のことが好きです。

相手の欠点は、何一つ気になりません。

ところがこのドーパミンは、ある程度時間がたつと分泌が終わります。

そしてドーパミンの分泌がおわると、相手の欠点などが次々と気になり出すのです。

実はここまでは、世界中の夫婦全員が経験することです。

しかしここから、浮気や熟年離婚ではなく、たんに相手の性格が気に入らないというだけで離婚にまでなるのには、それなりの心理があるのです。

ドーパミンによる快楽が永遠に続くという勘違い

異性を好きになるときにドーパミンが分泌され、やがて分泌がとまるという事実は、知らない人が多いのです。

世の中には「異性を好きになることとは、あの胸が高鳴るような快感が永遠に続くこと」と勘違いをしている人がいます。

すると恋愛して結婚してドーパミンの分泌が止まるたびに「この人は自分の理想の人ではない。」と思うようになり、離婚をしてしまいます。

結婚生活に、自分の描いた甘い理想を追い求め続けるタイプです。

このような人は、離婚と結婚を何度か繰り返すようになります。

そして離婚と結婚を何度か繰り返すうちに

「人は誰でも欠点はあるし、自分にも欠点はあるのだから、許し合うのが夫婦だろうか」

というように自分で自分を成長させて、次第に落ち着いていきます。

もちろん中には、最後まで波瀾万丈の人生を送られる方もいます。

ただどちらにしても、このような理由で離婚される方は、件数としてはあまり多くありません。

離婚というのは様々なお金や法律問題が発生するため、結婚の10倍のエネルギーが必要です。

そのため、結婚生活が自分の甘い理想と異なる程度の理由では、なかなか簡単に離婚できないからです。

よって誰でも一度は離婚を検討することはあっても、離婚の大変さや周囲の反応や現実社会を見て、自分の考え方を変えて次第に落ち着いていくものなのです。

離婚というのは、それなりに覚悟の必要な仕組みになっています。

というわけで浮気やDVではなく、相手の欠点が気になるだけで離婚してしまう人というのは、生活に不自由のないお金持ちや芸能人に多いのが現状です。

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