浮気、不倫が離婚にまで発展する理由
浮気、不倫というのがあっても、そこから修復していく夫婦もあれば、離婚してしまう夫婦もあります。
中には、相手が浮気や不倫をしていることを知りながら、平然と夫婦関係が続いている人たちもいます。
そこでまず、結婚してパートナーがいながら、浮気、不倫をする心理を説明します。
浮気、不倫をする人というのは「悪いことをしている」という認識はあります。
それでもなお浮気、不倫をするというのは「結婚相手をなめている」という感情を持っているのです。
浮気、不倫をしていることがばれても「たいした反撃はない」「なんとかなるだろう」と思っているのです。
つまり結婚相手に浮気、不倫をされてしまう人というのは「結婚相手になめられている」のです。
なぜ「なめられてしまう」のかといえば、日頃の言動や態度を総合して判定されているからです。
つまり日頃から弱々しい態度、情けない言動、相手に依存している姿勢を表現していると「こいつはなめても大丈夫」と思われるのです。
その結果、浮気や不倫をしても大丈夫という気持ちになり、浮気、不倫をしてしまうのです。
そして、結婚相手になめられたことにより浮気、不倫をされてしまった側が「自分はバカにされた」ということに気がついて怒りの感情が頂点に達したとき、浮気、不倫が離婚にまで発展するのです。
人間は「バカにされた」と感じて自尊心やプライドを傷つけられると、相手を許せないという怒りの感情が頂点に達します。
それぐらい人間にとって自尊心、プライド、メンツというのは、大切なものだということです。
そして浮気や不倫によって相手のメンツを汚したことを誠心誠意謝罪して、元通りになる夫婦もいます。
また夫が大企業で出世していき、自分は大企業で出世した夫の妻という身分にステータスを感じている妻は、多少の女遊びには目をつぶります。
このようなケースでは、浮気や不倫があっても離婚にまで発展しません。
しかし相手が浮気、不倫をして「自分がなめられている」ことを知り、怒りの感情が強くありながらも、相手に反撃できない人というのもいます。
相手の浮気、不倫に反撃できない理由
相手が浮気、不倫をして「自分がなめられている」ことを知り、怒りの感情が強くありながらも相手に反撃できない人というのは、次のような感情があります。
「私はこの人に捨てられたら、生きていけない。」
このような感情があると離婚に発展した場合、自分の生活が困窮するので、相手に怒りの感情をぶつけることができません。
そして浮気、不倫をする人は、そのことをわかっているのです。
結婚相手が反撃してこないことを知っているからこそ、浮気、不倫をするのです。
つまり「結婚相手をなめている」のです。
そして浮気、不倫をされた側というのは、相手に怒りの感情をぶつけることができませんから、その怒りの感情を自分自身や子供にぶつけたりします。
怒りの感情というのは、自分より強い相手にぶつけることはできません。
なぜなら自分より強い相手に対しては恐怖心がありますから、反撃をおそれて攻撃できないのです。
そのため怒りの感情は、絶対に反撃されない自分自身や子供にぶつけられます。
当然、自分自身にやり場のない怒りをぶつければ自分が苦しみますし、理由もなく攻撃された子供は被害者となります。
結婚相手に浮気、不倫をされて強い怒りの感情があるにもかかわらず、相手に反撃できない人というのは「自分で自分にダメだし」をしているのです。
「自分で自分にダメだし」をしているから、つらく苦しく、悩むのです。
「こんなどうしようもない夫に依存しなければならないほど、自分はダメな人間なんだ。」と自分で思っています。
つまり結婚相手に浮気、不倫をされて悩み苦しんでいる人というのは、悩み苦しみの原因は結婚相手ではありません。
実は「あなた自身」に原因があるから、悩み苦しんでいるのです。
世の中の「悩み、苦しみ」の原因のすべては、実はすべて自分自身にあるのです。
相手に浮気、不倫をされている人が思いきっり怒りの感情を結婚相手にぶつけたのなら、その時点で悩みと苦しみは消えます。
なぜなら、怒りという感情と悩み苦しみという感情は、同時に持つことはできないからです。
ここでは、浮気、不倫に対して怒ってくださいと言っているわけではありません。
ただ、浮気、不倫に対して怒りの感情があるのに反撃できずに苦しんでいる原因は、すべて「自分で自分にダメだしをしているから」ということをわかってください。
そして人生は、人からなめられりバカにされたりしていたら、幸せになることはできないのです。